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ガンプラ屋の女房 細腕繫盛記

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    2020 / 12 / 12
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ガヤガヤガヤガヤ・・・客A「おぉ~~っ!これが噂のミセス・ローエングリン子か」客B「まんまリン子さんじゃんか」客C「これで3,000円しないってんだからな」客D「あぁ、これは“買い”だな」この日、いつもなら閑散としていた平日の夕方のイオリ模型店だったが、今日は若い客たちの異様な熱気でごった返していたその日の朝「何よこれ!?」リン子が目覚めた時、夫のタケシはもういなかったしかしながら、リン子の肉裂にはタケシの放った“熱い想い”がまだ熱を帯びて刻まれていたそう、確かに昨夜の情事は夢ではなかったそして、イオリ家の居間には一通の手紙とタケシ自作と思しきガンプラ、そして・・・「やだ、何よこれ!? これってまさか・・・あたし?」居間のテーブルにあったのは、誰が見てもリン子にそっくりの・・・ガンプラだったそして、「ミセス・ローエングリン子(Mrs. Loheng-Rinko)」と名付けられたそのガンプラはイオリ模型店だけの限定品だったこともあり、発売当日であるその日の夕方には、ミセス・ローエングリン子見たさ欲しさで若いガンプラファンが集まっていた「ねぇ、タケちゃん・・・どうしてもやらなきゃならないの?」タケシのリン子への置き土産はミセス・ローエングリン子だけではなかったそれは・・・