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「あのね、ここだけの話なんだけど・・・」いよいよ、静子先生の口から語られるラムさんの正体とその秘密とは?「ラムさん、南国の、とある小国のプリンセスなのよこのことは学園長と私しか知らされてないわ、だからね・・・他の誰にも言っちゃだめよ」ラムさんの正体それは南太平洋に位置する小国、ワイヒ王国のプリンセス・ハメハメだったのだ表向きは、お忍びでの留学となってはいるが、その実は、母・ハメハメハ女王からの特命(日本との国交樹立)を受けて来日したらしいそして、ラムが昼間学校に着てきて来た前垂れにあった紋章は家紋などではなく、王家の紋章であり、彼女がワイヒ王国の次期国家元首(女王)という地位を表す証拠でもあったのだった健太郎「でもどうして俺なんかにそんな重要な秘密を話(バラ)しちゃうわけ?」静子「そ、それは・・・ もう少ししたら分かると思うわあなたにも関わりがあるらしいから」健太郎「らしい?」静子「それ以上のことは私の口からは言えないわ私もその辺のことは詳しくは聞いてないのよただ、私が言えることは・・・彼女たち、あなたの隣の部屋に住むことになったわだから、何か粗相があったらそれこそ国際問題になりかねないわしっかりね、ナイトさん」健太郎「へ!? 隣って、まさか・・・」静子「ええ、彼女たちもこの智恕学園寮に住むことになったわもう入寮は完了してますからね、部屋はさっき言った通り、あなたの隣よ」健太郎「じょ、冗談でしょ?なんで俺が・・・」静子「安心してちょうだい、確かに彼女たちは自分たちの“使命”もあるんでしょうけど、ラムさんたちがこの学園に来た目的は、あくまでも日本の庶民の生活を体験したいという本人の希望なのよだからあまり“かしこまらず”に、敬語を使ったり、変な気を遣う必要はないわ健太郎「・・・」同時刻ラムの部屋内クローディア「お姫(ひぃ)様、私(わたくし)にはどうにも解せません何故(なにゆえ)あのような男が・・・」ラム「あら? 本国(ワイヒ王国)からの報告書は読まなかったの?」クローディア「何度も目を通しました! 何度もゝゝゝ それこそ穴が開くくらい」ラム「だったら話は早いわ、それを調べるのも私たちの“任務”なんですからね」クローディア「(だったら調べてみる必要がありそうね)」クローディアの瞳が妖しく光るクローディアは、ラムの下(もと)を離れた行先は健太郎の部屋