【ONE-Shota】退魔尼-零-（TAIMANI THE JAPANESE DEMON SLAYER）

俺の名は恵利花（エリカ）28歳○学1年になる息子がいる28歳にしては子供がデカ過ぎるって？ほっといてくれよこっちも訳アリなんだよ勿論息子の怜央は俺の正真正銘の実の息子だ怜央は俺が15の時産んだ子だその当時は俺も中坊（○学生）ま、若気の至りってやつだな俺の家は俺が産まれた時から父親がいない、いわゆる母子家庭で、兄弟は俺を筆頭に3人父親は皆違う当然暮らしは貧しかったそんな俺たち家族の生活が一変したのが、俺が○学6年になった頃母親が再婚したんだ「これで貧乏から脱出できる」と喜んだのも束の間母親がその男に孕まされて出産のために産婦人科のある病院に入院してた時、母親がいないこといいことに、その男は俺をレイプしたんだ母親が帰ってくるまで俺とその男とはしばらく関係が続いた俺が家を出たのは母親が無事出産を終えて退院してくる前日のことこの時の俺はまだ○学1年「蛇の道は蛇」とはよく言ったもんだこの時悪い仲間と知り合い、その延長で暴走族に入ったお決まりの転落人生俺は最初の“集会”に参加した際、「新入り歓迎パーティー」と称して族の男たちに輪姦（まわ）されたでもこれは族に入った女の子なら誰でもが経験する所謂“通過儀礼”に過ぎなかったその後の男たちは優しかった俺を輪姦したメンバーの中に怜央くんがいた怜央くんは族の中では特攻隊長のポジションにいたそして、俺は怜央くん“専属”になった専属というのは、所謂彼女扱いになるのか？それ以降、怜央くん以外の男の相手をすることはなくなっただが、避妊なんてしないのは当たり前族にいた他の女の子が次々と妊娠していくなかで、俺もその番がやってきた俺も妊娠したのだ妊娠した女の子がどうなるのか？特定の相手に見染められなければ、族にいる間は妊娠→堕胎を繰り返すことになり、特定の相手がいればその男と結婚、一緒にチームを“卒業”することになる俺の相手は怜央くんになるので、俺も晴れて怜央くんと結婚・卒業という手はずになるはずだったが、その直前、他の暴走族との“いざこざ”が発生し、その抗争の中で怜央くんは死亡抗争中に仲間をかばって負ったケガが直接の死因らしいその後、怜央くんが死んだことで復讐心に火がついた仲間たちによって、相手の暴走族にも死者が出て、こうした復讐の連鎖が続き、抗争は激化この時にようやく警察も重い腰を上げて、検挙に乗り出した結果、二つの暴走族は壊滅とはいえ、あの男がいる家に帰るわけにもいかず困っているところに、族のOBを頼ってたどり着いた先は裏ソープ裏ソープというのは普通のソープランドではないソープランドは条例により20歳未満の女性が働くことを禁じている（ソープ嬢の就業年齢を規制するのは法律（風営法）ではなく、地方自治体の条例。しかも、就業年齢も条例（地方）により異なる）裏ソープというのは通常であればソープで働けない年齢の女の子（中高生）が働いているソープランドのことであるソープランドでさえ、脱法扱い（違法性に問題がある）というのにこれは完全に違法である産まれた子供は男の子だったそこで俺はこの子に「怜央」と名づけた俺は裏ソープで働きながら怜央を育て、就業年齢に達したところで、普通のソープにとらば～湯したそして怜央も○学に上がる年齢（トシ）になったこの13年、再婚を申し込む男がいなかったわけでもなく、付き合った男も1人や2人じゃなかったでもダメだったんだよな～続かないんだよやっぱり、「亡くなった旦那が良く見える」とか？それとも、この元ヤンな性格が災いしてるのか？でもそんなことより、怜央が段々死んだ怜央くんに似てきて・・・中学に入ってそれがますます顕著になってきたあぁ、これじゃいつか息子（怜央）を押し倒してしまう（レイプしてしまう）かもしれない・・・でもそれを望んでいる自分がいることは事実だっただがこの時、そんな俺の“心の隙間”につけ入ってくる「黒い影」の存在に、俺は知る由も無かった