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カワウソさんに触発され、自分も自分の思うたけをキャプション芸として書き記してみようと思いました。クッソ長いので暇な方だけよんでくださいねw作品見ながら読むと笑っちゃいますけどw私はMMD作品を作るにあたりこだわっているところがあります。それは技術的なことにこだわりすぎないこと。それはなぜなのかというと、そのためにはまず自分語りをしなければなりません。私の表の顔は絵を動かす仕事をしています。とても地味で途方もない作業です。自分は幼少期漫画やアニメに強い興味を抱きつつ実際に自分でも描いてみたりしていました。田舎を飛び出し、少ない情報の中でプロの道に入り、未熟ながらも今日まで続けてこれました。しかしどうでしょう、見ると楽しいはずはずのそれらはいつしか私を苦しめる対象に変わっていきました。私は技術という魔物に取りつかれ、欲しても欲してもキリのない地獄の中で何年もあがき続けました。しかし視聴者はいつも身勝手で、消費しては捨てられていく作品たちに涙を流したこともありました。上ばかりを目指し走っていく同志たちと、身勝手な視聴者。金儲けばかり考える社会。本当に悪いのは誰なのでしょうか?そんなことに悩み迷い、無駄な時間を多く消費しました。実力だけでなく、運も重要な業界、みんなぐんぐん進んでいきます。妬みや嫉みの業火は私を焦がし、心は常によどんでいくばかりでした。ある日ふと気づきました。自分のいつも握られている一物の横に添えられた作品は、消して技術的に優れたものではないということに自分の心の奥底が欲するものは技術に裏付けされた至高の一品ではないということに。でもだめです、技術という魔物は常に私の背後から私を蹴飛ばし、前に進めと鞭打ってくるのです。本当の自分は、どっちなんでしょうか??MMDを手に入れたときはなんとなく仕事で使えるかな程度の軽い気持ちでした。すごく非効率でめんどくさく、とても作品を作れるもんじゃないと思いました。しかしそんな私とは裏腹に、界隈ではMMD杯なるものが開かれ、技術的にはつたないが情熱あふれる作品が次々と現れ始めました。時代を同じくしたもの、超えたもの、様々なジャンルを巻き込みMMDは皆の心を一つにつなげていったのです。初音ミクという象徴(ボーカロイド)を中心として。自分も挑戦したかった、でもやはり一歩情熱が足りなかったのです。それがなんなのか。それからしばらくたち、MMD界隈も落ち着き始めたころ、とある動画サイトで見つけてしまったのです。Bob氏のtdaミク紳士動画を衝撃でした、みんなに大事にされている象徴が裸で扇情的に踊り、これでもかとセックスアピールをしてきます。よく見知ったキャラ、よく見し知った踊り、よく見知ったクオリティーで作られた作品から漂う何とも言えない背徳感。初音ミクという存在は、汚されるために生まれたんだと心の底から思いました。汚されるためには美しくないといけません。彼女らはそれにふさわしいほど皆に愛されていました。もちろん私にも。すぐにネットの海に潜り、改造できそうなモデルを見つけ改造をはじめました。しかし自分に3Dをいじれる技術はなく、様々なパーツを組み合わせてキメラを仕上げるので精いっぱいでした。しかし完成した時はうれしかった。ちびあぴが好きだったけどちび化できず、なんとなく身長を下げ真っ裸ではありましたがとても美しく感動しました。何を躍らせてもワクワクしました。でもやはり共有したく、自分の作ったものが人に見てほしくてたまらなくなりました。しかし・・私は重大なルール違反を犯しているため表だって作品を発表することはできません。もちろん誰かに賞賛される権利はありません。誰かの目に留まることにより、このジャンルを育ててくれた先駆者を傷つけてしまうかもしれません。私はペンネームを捨てみっくみくという検索してもありすぎて出てこないであろうありふれた名前にしました。必要以上に拡散されずひっそりと楽しめるであろうアンダーグラウンドFC2を見つけそこに引きこもりました。その中にはbobさんをはじめ、様々な裏MMDerが存在し、自分の居場所を見つけられたのです。自分もアンダーに潜り汚れてしまいました。しかし、どぶ沼の底の風景は・・・・澄んでいたのです。実はニコ動でもちょっとだけエロい動画を上げたのですが徹底的にたたかれて人間不信になりかけました。時代が悪かった。FC2のどぶ沼の底には気にいい外国人や日本人、優しい仲間たちにあふれていました。一度も中傷されることもなくいつも優しいエールを送ってもらっています。どぶ沼の底でなんでも相談できる友達もでき、一緒にモデル改造を手伝ってくれました。一度も会ったことはありませんが、表ではだれともできない好きなエロ動画や漫画を語ったりできる素敵な友達です。しかし、やはりそんなエロMMDにも技術という魔物は潜んでいたのでした。エロ動画もどんどん凝ったものになり、カメラもエフェクトもとんでもなく進歩していきました。掲示板でも技術を称賛したり、技術不足をたたくような話題も増えてきました。やはり自分も技術者の端くれ、技術の魔物に取りつかれそうになりました。自分もMMEを導入し、様々なエフェクトを入れて試してみました・・・がやはり違うのです、ちびあぴはこうじゃない。僕の初音ミクは僕だけのものではなく、みんなに愛されている本物の初音ミクだからこそエロいのだと気づきました。絵を描けば簡単に作れてしまう私だけのミク。仕事で受ければオフィシャルにだってなれるでしょう。でも、、、MMDという稀有な存在だからこそ踏みとどまることができました。自分の中で許せる最低限のエフェクトで満たされたミクは、ドアップにしても遜色なくかわいいあそこを披露してくれます。リアルなエフェクトはどうしても汚くなってしまう。リアルにはなるんです、でもリアルが偉いわけじゃない。少なくとも自分はそうじゃない。リアル系が好きな方々や、派手な演出が好きな方はもちろんいらっしゃいます。それはそれで全然間違っているわけでなく、ただ自分が自分に対し嘘をついているかどうかなのです。技術に取りつかれ、自分のちんこに嘘をついていないか?それが重要だと思いました。長年自分を苦しめ続けている葛藤とまたMMDで遭遇してしまった。でも、今はまだ踏みとどまれています。ゆえに見栄えはある意味よくないかもしれませんが、これが私の作品です。誇りをもってちびあぴ好きと胸を張れます。でもちびあぴには胸はいりません。毛もいりません。処女膜はその時の気分によります。今日もまたどこかで‥僕の大好きなミクが・・汚され・・・うっ。自分の問題を誰かのせいにするのはやめようぜ、世界は変えられないけど自分は変えられる。自分の居場所は世界の隅っこのほんの少しだっていい。きっとそこには気のいい仲間が待っているから。それだけで十分じゃないか?こんな駄文を最後まで読んでくれてありがとう、マイブラザー。