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ラブラブ皇帝陛下

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    2019 / 10 / 07
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黒「えへ♡えへへへへ~♡うふっ♡うふふふふっ♡うひぇ♡うひぇひぇひぇひぇ~~~♡」グ「…不敬を承知でお尋ねするが、第一皇帝陛下。あそこで、だらしのない笑みを浮かべながら、左手の薬指をしげしげと見つめ、頬を染めたり涙ぐんだり手足をジタバタさせたりしている、見るからに脳内お花畑満開のバカ女は…秘書艦、いや第二皇帝陛下、あなたの妹君か?」白「ええ。お恥ずかしいかぎりだけど…アレでも血を分けた、実の双子の妹なのよね~」グ「説明を願えるか?我が艦隊は現在、秋季大演習・精鋭艦隊演習・十八駆特別演習・睦月型特別演習・給糧艦支援演習と、艦隊責任者であるアトミラールか指揮官代理である秘書艦に、観閲してもらわなければならない行事が目白押しだ。なのに、ここ数日というもの、お二人とも鎮守府に姿を見せず、心配になってお迎えに上がれば…このザマだ。いったいナニがあった?いったいなぜ、こんなフヌケになってしまったのだ、秘書艦は!?」白「う~ん、かいつまんで説明するとね…例によって例のごとく痴話ゲンカしてたんだけど、今回はちょ~っとムカ着火ファイヤー度が高かったらしくってね。穴埋めデートに港の見える丘公園をお散歩して、中華街でお食事して、赤レンガ倉庫でお買い物して…ついにと言うか、やっとこさと言うか、エンゲージリングをおねだりしちゃったらしいのよ?」グ「なるほど。婚約指輪、か。それで合点がいった。私も、アトミラールからケッコンカッコカリの指輪を頂戴したときには、ものの一週間というもの薄気味悪いにやにや笑いが絶えず、ビスマルクやオイゲンから、殴られたり蹴られたりと手荒い祝福を受けたものだ。だが、弱ったな…経験上、この状態に陥った女はしばらくの間、著しく知能が低下する。脳内幸せ物質が分泌しまくりで、通常業務どころか日常生活にも支障をきたす。つまり、ナンの役にも立たない生ゴミ状態というコトだ。残念だが、コレでは鎮守府にお連れしても、大淀や秘書艦代理の足手まといになるだけだろう。…ちなみに、アトミラールは、どうされている?」白「訊くだけ野暮でしょう?この子が、こんな状態なのよ?彼が、無事で済むハズないじゃない?指輪もらって自制心のゲージが振り切れたこの子に、言葉では言い尽くせないくらい犯されて、いつもの病院の集中治療室よ。当分は絶対安静なんじゃないかしら?まったく、似なくてもイイとこだけ、ママそっくりなんだから…」グ「ふむ、万策尽きたか。…いや、まだ手はあるな。第一皇帝陛下、失礼だが…艦隊指揮に、興味はあるか?」白「…はい?」グ「いや、幸い、秘書艦と第一皇帝陛下は双子の姉妹だ。胸の大きささえ目をつぶれば、誰にも見分けがつかん。ここはひとつ、妹君の代わりに秘書艦になりすまして、演習を観閲してはいただけないだろうか?」白「え?え?ええっ!?」グ「なに、難しいコトはナニもない。それらしい顔で偉そうにふんぞり返り、艦娘たちがドンパチするのを見守っていてくれさえすれば、ソレでいい。カカシでも出来る仕事だ。それに、言いたくはないが、そもそもはあなたの妹君の不始末だ。姉として、第一皇帝陛下として、皇帝直属艦隊を見守るのも…第一皇帝陛下、あなたの重大な責務ではないのか?」白「えっ!えっ!?えええ~っ!!」