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モカフラペチーノのアイスをトールで

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    2018 / 10 / 15
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黒「あんた、ラムのやつと…シたでしょ?」いきなり直球すぎて、返す言葉が出なかった。突き刺すような黒陛下の視線から目をそらすこともできず、ただこくこくと頷くしかなかった。黒「スタバでお茶しててね、あんたの愚痴とかこぼしたら、妙にむきになってフォロー入れてくんのよ。しかも頬っぺたまで赤らめて。で、ピーンときて、カマかけたら、あっさり白状したわ『初めてが素敵な人で、本当に良かった♡』ってね。まったく、こんなヤツのどこをどう押したら、素敵なんて言葉が出てくるんだか…」…は?初めて?血なんかちっとも出てなかったし、しかも馬乗りでガンガン腰振ってきてたのに…初めて!?黒「なによっ!!たかが膜のあるなしで処女かどうか決まるとでも思ってんの!?ああもうっ!なんで男ってこう即物的なの!?そんなもん男いなくたって、バイブでも突っ込みゃ自分で簡単に破けるわよ!あんなチンポなんてグロい代物を、わざわざ自分の体ん中に入れさせる。この人ならと心を許して受け入れる。その瞬間まで、女の子はみんなバージンなんだからねっ!!」…ううむ。なるほど、分からん。女心は複雑怪奇すぎる。黒「あいつん家、ウチなんかと違ってすっごく厳しいのよ。特に、男女交際なんてもうガチガチ。王家の純血だかなんだか知らないけど、娘にオス猫一匹近寄らせやしない。たぶんあんたはウチの身内と思われて、手を出すに出せなかったんでしょうけど、そこらの男が指一本でも触れたが最後、良くて逆さ磔、悪けりゃワニの餌よ。娘からしたらたまったもんじゃない。でなきゃ、年頃のあんな可愛い子が、オナニー中毒になんかなりっこないわ」お、オナニー中毒っすか…黒「クラスでも噂の的だったもん。休み時間になるとトイレに駆け込んで、戻ってくるとオマンコ臭い。口の悪い子たちは、オナニー姫なんて呼んでたわ。もっとも、そんなこと言ったヤツは、あたしが一人残らずブチのめしてやったけど」ああ、やっぱり母后陛下の娘なんですねえ、黒陛下も。黒「あいつ、昔言ってたの『恋がしたい。特別な恋じゃなくていい。二人でおしゃべりして、お茶を飲んで、お気に入りの本を読んで、同じ景色を見ていたい。そんな些細なことなのに、神にも等しいファラオである私には、できない』って…」もしかしたら黒陛下は、自分がラムちゃんに比べて恵まれていると思ったのかもしれない。皇帝陛下とはいえ、責任はお姉ちゃんと半分こ。さらに自由放任を絵に描いて、額縁に入れたような母后陛下。恵まれていると思える自分が、ラムちゃんに対しての引け目になっていたのかもしれない。黒陛下は本当にいい子だなあ。そして、本当にバカだよなあ。さんざんハメまくった俺が言うのもなんだけど。黒「そんなこんなで、あんな幸せそうな顔見せられちゃったら怒るに怒れないし。あいつの悪だくみ癖考えると、あんたの責任じゃないのもなんとなく分かるし。なんのことはない、あたし一人が貧乏クジで、八方丸く収まるハッピーエンドよ。ああもうっ!なんか腹立つなぁもうっ!!」黒陛下は、本当にラムちゃんが大好きで、大切なお友達なんですね。黒「…ば!バッカじゃないのっ!?これ違うから!そういうんじゃないから!!ああもうっ!なにニヤニヤ笑ってんのよ、この最低最悪ドスケベバカ男!!あんたちゃんと分かってんの!?幸せにしろとまでは言わないけど、少なくとも泣かせちゃいけない子をもう一人しょい込んだのよ!?分かってる?ねぇちゃんと分かってるの!?ねぇったらっ!!」