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地球最速の女

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    2018 / 12 / 05
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永「聞いたわよ~。キミ、おばあちゃんを公道レースでブッちぎったんだって?」瞳をランランと輝かせ、永楽さんが俺ににじり寄ってくる。いや、そんな、たまたまですから、たまたま。ただのまぐれですよ、ほんの鼻の差でしたし。永「ま~たまた、ご謙遜を。あたしもね、速いのにはちょっとばかし自信あんのよ♡いっしょに走ってくんない?ね?ね?」えー(嫌)。永「露骨にイヤな顔しないでよ~。あ、そだ、キミが勝ったらご褒美あげるからさ?ね?やろ♡」ご褒美って…いったいナンなんですか?永「ん~。そうだな~?キミが勝ったら『あたしを一晩自由にデキる♡』ってのは、どう?」あはははは(乾いた笑い)。ちなみに、負けたらどうなっちゃうんですかね?永「そりゃあ、そんなの『キミを一晩中寝かせない♡』に決まってるじゃない♡」うん、知ってた(諦め)。永「ふふっ、聞き分けのイイ子は大好きよ~♡さーて、それじゃあ、レッツゴー!!」・・・・・・・・・・・・・・・すっげー速かった。むちゃくちゃ速かった。テールランプも拝ませてもらえなかった(愕然)。永「ん~、惜しかったねえ♡スジはいいけど、まだまだあたしの敵じゃなかったねえ♡」…って、いそいそパンツ脱がないで下さいってば!!それにしたって、むちゃくちゃですよ。なんであのスピードでコーナー突っ込んでって、空飛んでかないんですか!?永「いや~。ほら、あたしの職場って、常に時速28000キロで周回軌道かっとんでるじゃない?秒速8キロでブッ飛ばすのが、あたしのお仕事なワケですよ♡たかが地面の上での100キロや200キロなんか、ちょろいちょろい♡」いや、その理屈はおかしい(ドラ〇もん)。