高雄風呂

軽「あ～っ！提督さん、そのファイル上書きしちゃダメですってば～っ！！せっかくあたしが一晩がかりで落とし込んだのに～っ！？」大「申し訳ありません提督。手伝って下さるお気持ちは大変ありがたいのですが、実務に関しましては、私どもにお任せいただいたほうが…正直助かりますので」黒「ああもうっ！はっきり言わないとダメっ！？大規模作戦直前でコッチは死ぬほど忙しいのっ！アンタのお守りしてるヒマなんか無いのっ！邪魔だからどっか行ってなさいよねっ！！」・・・・・・・・・・・・・・るー。るーるるるー。ぐすっ…高「あらあら、提督ともあろう方が海を見つめて、膝を抱えながら涙ぐんでちゃダメですよ？」…あ、高雄。高「おおかた作戦前で気がせいて、余計なお世話を焼いて、秘書艦に叱られたのでしょう？図星ですね？『なんで分かるんだ？』って、そんなの分かりますとも。今でこそ、お嫁さん（予定）に秘書艦の椅子は譲りましたが、長らく秘書艦を務めたこの高雄、提督の良いところも困ったところも、よ～っく存じております。ええ、それはもう、嫌というほど。確かに提督は、艦隊運用能力や実務処理能力において、いささか…いえ、かなり？とてつもなく？至らない点が多々ありますが、それでも私たち艦娘が一生懸命に頑張れるのは、みんな、提督に勝利の栄光をもたらしたいからなんです。提督に喜んでもらいたい、提督に褒めてもらいたいからなんですよ？」余計なお世話って…俺これでも一応、提督なんだけどー？高「いいですか？人にはそれぞれ、向き不向きがあります。提督には提督の務めが、そして裏方には裏方の務めがあるんです。艦娘の体調管理、艤装の整備補修、燃料弾薬の調達、兵站線の確保や通信網の点検、友軍艦隊との連携や基地航空隊への支援要請、大本営との作戦計画の実施確認。裏方には片付けなくてはならない業務が山ほどあります。それこそ目が回るような忙しさです。けれど、その積み重ねをおろそかにしては、勝てる戦いも勝てません。戦いとは戦場だけで決するものではないんです。かの軍師・司馬懿も『勝負に奇計も切り札も要らぬ。ただ十全に整え、当然に勝つのみ』と申しておりますでしょう？」うう、そりゃまあ、俺そーゆーの不得手っていうか…ぶっちゃけ苦手だけどね。でも大規模作戦を前に、みんなバタバタ忙しそうにしてるのに、俺だけのほほんと駆逐艦にフェラさせてるのも気が引けちゃってさ？なんか少しでも、手伝えるとイイかな～って？（汗）高「ですから提督は、どっしり構えて、チンポを勃てていればいいんです。そしてみんながお手柄を立てたり、傷付いて帰ってきたりしたら、優しくいたわって慰めて、極太チンポでズッコンバッコンご褒美をあげればいいんです。それが、提督のお務めなんですから。提督にとってもっとも大切な資質とは、くじけない心と、しおれないチンポ。その意味で言えば、提督は『最高の提督』なんです。どうかご自分を信じて、私たち艦娘を信じて、暁の水平線に勝利を刻んで下さい」…ありがとう、高雄。褒められてるのかけなされてるのか、よく分かんないけど、やっぱり高雄は優しいな。高雄が秘書艦として支えてくれてたから、俺、頑張ってこれたんだと思うよ。高「でしたら、久しぶりにお背中流して差し上げましょうか？温かい湯船につかって身も心もほぐせば、きっと気持ちも和らぎます。明日からの大規模作戦に向けて、英気を養っておくのも提督の大事なお務めですよ？」風呂かー。それもイイけど、高雄といっしょに入ると…泡踊りとかタワシ洗いとか、けっこう消耗するからなー（歓喜）高「まあ、提督ったら♡」・・・・・・・・・・・・・・・・・摩「なあ？ちょっと思ったんだけどよ、もしかして提督がダメダメなのって…高雄の姉貴が甘やかしすぎたせいなんじゃねえの？」愛「う～ん。高雄ちゃんの甘やかし方って、なまじ私みたいにストレートじゃない分だけ、じわじわボディブローみたいに効いてくるのよね～。なんて言うか『こうすれば男をダメにする』みたいな？」鳥「確実かつ的確に狙い撃ち、ですか。我が姉ながら、恐るべきダメ提督製造機ですね…」