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ネコと和解した

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    2019 / 02 / 01
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始「ふははははっ!ようやく我が元へたどり着いたか!待ちくたびれておったぞ!!」認めたくはない現実だが、目の前で偉そうに腕を組み、仁王立ちしてふんぞり返っているでかいネコは、我が帝国の真祖たる秦始皇大帝陛下である。まあ、ラスボスとか聞かされた時点で、こんなコトだろうなあとは思ってましたけど…ここまでそのまんまだと、なんて言うかもう、言葉が見つかりませんわ。始「無礼者っ!そう可哀想なものを見るような目で見つめるでないわっ!我は真祖じゃぞ?偉いんじゃぞ!?帝威にひれ伏し、ネコ耳よくお似合いですね♡とか褒め讃えるのが礼儀であろうっ!?」いやいや。顔真っ赤にして、尻尾突っ込んだお尻もぞもぞさせながら言われましても、まるで説得力ないですから。…というか、そんな恥ずかしいんなら、なんでこんなバカな真似やらかしたんですか?確かに、しーちゃんに仙術の心得があるのは知ってましたけど、まさか実のお孫さんにあんなイタズラかますなんて。始「そなたが悪いのであろうがっ!?これ見よがしにダメネコ康熙とイチャイチャ盛りまくりおって!!いかに許嫁とは申せ、目の毒だとは思わぬのかっ!?我も!姉の康熙も!他の異国の娘らも!皆そなたにぞっこん惚れ込んでおるのじゃぞ!?羨ましい、憎らしい、妬ましいと思うのは、オンナとして当然ではないかっ!?図体のでかいダメネコと化して、甘え放題甘えまくり、ダラけ放題ダラけまくり、それでいていい子いい子と頭ナデナデされて、極太チンポを猫じゃらしに思う存分かまってもらえる!なんじゃコレはっ!?たとえ世界の命運を救ったとて、ここまでの極楽浄土など味わえるものかっ!!皇帝といえども贅沢の度が過ぎるわ!!」…だから、お孫さん相手に意地悪しでかしたと?しーちゃん、いくらなんでも大人げ無さすぎでしょ?(汗)始「誰が我をそんなバカ女にしたと思うておる!?そなたではないかっ!?…我、これでも、二千年も威厳ある真祖・秦始皇を務めあげてきたんじゃぞ?淋しくとも、きつくとも、我がしっかりしとらんと帝国つぶれるし…と思って、耐えに耐えてきたんじゃぞ?その我の意固地さを、極太チンポであっさり突き崩したのは、どこの誰じゃ!?二千才にもなる年寄りを、恋する乙女に陥れ、オトコに甘える歓びを、しなだれかかる安らぎを教え込んだのは、他でもない…そなたではないかっ!!ゆえに、我はためらわぬ!ためらうことなく焼きもちを焼き、指を咥えて羨ましがり、みずからも甘やかして可愛がれと臆面なくねだる!!そなたが惚れさせたのは、かくも厄介なオンナじゃ!恐れ入ったか!?」涙目ウルウルで、頬っぺたをふくらませる大帝陛下。…ああ、なんて厄介で、なんて可愛らしいんだろう。ぽんと軽く頭をはたき、そのまま優しくナデナデする。ネコ耳がぴくぴく震え、胸のときめきを伝えてくる。いいんじゃないですか?どうやら俺、厄介な女性に好かれるタイプみたいだし…それに何より、そういうしーちゃんも、素直でとっても可愛いと思いますから。始「…っ!?え、あ…そ、そ…」顔から火が噴き出すのではないかと思えるほど真っ赤になり、しーちゃんがしどろもどろにうろたえる。始「それがいかんのじゃ!それがっ!!ええい、この天然スケコマシめがっ!!そんなコトばかり申すから、オンナは勘違いしてしまうのじゃっ!!誰彼かまわず盛りまくり、誰彼かまわず惚れさせよって!!…し、知らぬぞ?もはや我は後には退かぬ!公にあっては尊き真祖であろう、家にあっては康熙の良き婆となろう。じゃが、そなたの前では、ワガママで愛されたがりなただのオンナじゃ!しかも、覚悟しておけよ?このネコ耳を付けたときには…淫らで甘えたがりな夜のペットじゃ!!康熙にしたと同じだけ…いや!それ以上に!我を甘やかすだけ甘やかし、可愛がるだけ可愛がり、ハメまくるだけハメ倒さねば!ネコの怨念は晴れぬと思えっ!!」ううむ、図体のでかいネコが一匹増えてしまった。…まあ、コレはコレで可愛いからいいか(思考停止)。始「うむ、よい覚悟じゃ。今後、ネコと化した我は『しーにゃん♡』と呼ぶがよいニャン♡」なんか、ネコに祟られてるよなあ。別に俺、ネズミ年生まれってワケでもないんだけど…(汗)。