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いい湯だな

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    2019 / 02 / 05
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ああ~、尻尾付いてないお尻久しぶりだけど、やっぱスベスベしててイイな~♡黒「ああもう、頬ずりするなコラぁっ!後で好きなだけ、揉んだり舐めたり舌入れたりさせたげるから、ちゃんと肩まで浸かりなさいよ。湯冷めしちゃうでしょ~♡」…などと、貸し切り露天風呂でイチャつく俺と黒陛下。ネコ騒動も一段落ついて、珍しく母后陛下から『おまえさんも大変だったねぇ、温泉でも行って命の洗濯しておいで』と優しい言葉をかけてもらい、ここ母后陛下ご贔屓の温泉旅館へとやって来たのである。黒「でもホント、いいとこよねえ♡景色もいいし、空気もいいし、温泉でお肌ツルツルだし、アユの塩焼きに山クラゲも美味しいし。タケノコのお刺身なんて初めて食べたけど、ワサビ醤油の風味と合ってて最高♡さすが、ママお勧めの温泉旅館だけあるわ~♡」それにしても意外でしたね、母后陛下がこんな気づかってくれるなんて。ネコ騒動のときも、なんにも文句言わなかったし。いつもだったら、ガミガミ怒鳴りつけてカミナリ落とすはずなのに?」黒「ああ、ソレ?…あたしから聞いたって絶対ナイショよ?ママね、ああ見えて、すっごくネコが苦手なの」はああっ!?あの、地上最強の生物の、母后陛下が!?黒「うん、ママ、黒板ひっかく音とネコだけは、昔からどうしてもダメなのよ。前にいっぺん、庭に迷い込んできた野良ネコが、ママの足元にじゃれついたことがあったんだけど…ママ『ひゃあんっ!!』とかすっごい可愛い悲鳴あげて飛び上がっちゃって」うわー。ぜんぜん想像できないけど、見てみてー(興奮)。黒「だから、今回の騒動が収まって一番助かったのは、案外ママかもね。実の娘やおばあちゃんがネコになっちゃったんじゃ、生きた心地がしなかったと思うもの。それ考えたら、お気に入りの温泉旅館世話するくらい安いもんよ。…でも、ママにこの話しちゃ絶対ダメよ?下手に『ネコ苦手なんスか?』とか聞いたら、それこそ首と胴体が泣き別れするからね?」いやいや、さすがにソコまで命知らずじゃありませんから。しかし、あの母后陛下が、ネコが苦手とはねえ。…してみると、娘さんである黒陛下にも、なにかしらそういう意外な弱点とかあるんですかね?黒「やだ、教えない!あんた、絶対笑うもん!!…でもまあ、そうね。ひとつだけなら、とびきりの弱点…教えたげようか?」へ?なんです、その、とびきりの弱点って…はううっ!?黒「コレよ、コレ♡この、やんちゃで聞かん坊でイタズラ者の、チ・ン・ポ♡あたしホント、コレには無茶苦茶弱いのよねえ♡まったく、どうしてくれようかしら…むにむにむに♡」あっ、あっ、あっ…じゃ、弱点ちゃうやん!むしろ大好物やんっ!?